学校法人福岡大学は、1934(昭和9)年に創立され、「建学の精神」と「教育研究の理念」の下、9学部31学科、大学院10研究科34専攻を擁する福岡大学、3つの医療施設(福岡大学病院、福岡大学筑紫病院、福岡大学西新病院)、3つの附属学校(附属大濠高等学校、附属若葉高等学校、附属大濠中学校)を有し、本法人が設置した学校がこれまでに輩出した卒業生は、社会のあらゆる分野で活躍されています。西日本随一の総合教育、研究、医療の提供とともに地域社会や国際社会への貢献、さらには多方面で活躍されている卒業生の英知を力強い総合力として結集を図り、時代に即応しグローバルに発展する福岡大学に進めてまいります。
経済的困窮学生に対する奨学金
本学では平成28年度から奨学金制度を充実させ、福大生の約17.5%を支援できる環境を整えています。しかしながら、経済的理由により修学の機会を失う学生が後を絶たない状況です。この状況を改善するために寄付金を活用し、奨学金制度を更に拡充します。
国際交流に関する支援
本学では国際化の推進に向けて22か国・地域に所存する78大学、1機関と協定を締結しています。毎年度約500人の海外へ羽ばたく学生を支援するため渡航費相当額を支給しています。しかしながら、海外留学は渡航費用以外に年間100万円以上の多額の生活費を必要とし、これにより留学を断念する学生も少なくありません。この状況を改善するために寄付金を活用し、海外留学支援金を更に拡充します。
学生のスポーツ強化に対する支援
本学では「1(ワン)パーソン、1(ワン)サークル」を推奨し、体育部会44団体に所属する学生が国際大会で活躍しています。しかしながら、合宿や大会遠征に伴う旅費交通費などの自己負担が大きく、経済的な理由により活動が制限される学生も少なくありません。学生スポーツを強化するために寄付金を活用し、合宿や大会遠征への支援を更に拡充します。
正課外教育及び社会貢献活動に対する支援
本学は、約2万人の学生が各学部で「建学の精神」と「教育研究の理念」に基づいた「全人教育」、すなわち、専門性を有する教養人(人らしき人)の育成を重視した教育を進めています。
その他学生の教育、学習及び生活に関する支援の充実を図る事業
5つの使途の他、様々な支援を必要とする学生に対して、充実した学校生活を送るための資金に充当します。近年、熊本地震や九州北部豪雨での被災、また新型コロナウイルス感染拡大の影響により、就学が困難となった学生が継続して学習できるための支援に使用しました。
福岡大学(学部・学科、研究科・専攻、学友会、公認団体)
福岡大学病院
福岡大学筑紫病院
福岡大学西新病院
福岡大学附属大濠高等学校
福岡大学附属若葉高等学校
福岡大学附属大濠中学校
寄付者の皆様が支援事業を指定することで、大学はもとより、各病院、附属学校の在学生の負担軽減や、活動等に直接支援していただくことができます。
医学部医学科寄付金
福岡大学医学部医学科は、昭和47年の創立以来、正しい臨床医の育成、地域社会への医療奉仕、重点的総合研究体系の確立という開設時の理念に基づいて、優れた医師を育成するため、医学教育を行ってきました。高度な医療技術の修得を含む医学教育を行うためには多額の経費を要しますが、医療情勢の変化等医学部を取り巻く環境は極めて厳しい状況です。
医学教育研究環境の一層の質的向上と臨床教育の充実を図るため、ご支援をよろしくお願いいたします。
福岡大学新自修寮の建設に係る資金の一部に充当
本学では、「建学の精神」に基づいた「全人教育」の実現に向け、キャンパス内の建物、グラウンド、通路などを整備する事業を積極的に推進しています。近年では平成29年2月に総合体育館、平成30年2月に4号館、令和3年2月に福岡大学プールが竣工し、本学の新たな教育研究、地域貢献の拠点として人材育成並びに社会の発展に寄与しています。
福岡大学新自修寮はこれらに続いてキャンパス整備事業の一環として建設するものです。学生寮は大学にとって教育的な役割を担う大変重要な施設との位置付けから、これまでにはなかった女子寮を加えるなど、新たな福岡大学自修寮として生まれ変わります。福岡大学新自修寮は情報感度の高い世代に強くアピールし、福岡大学のプレゼンスを更に強固なものとするため、60年以上の長い伝統を受け継ぎながらも、最新の設備で寮生・大学・保護者・地域がつながる「スマート学生寮」を目指します。